設計者・施工者が集まって勉強している
MOKスクール。昨日は、その日でした。
講師は、
山辺豊彦先生と六車工務店。
山辺の木造住宅の構造設計術という題で、2コマ 4時間教えて頂きました。
印象に残った写真を掲載しています。高温乾燥を施した杉材の破壊試験をした際、考えられない壊れ方をした様子がありました。
以前から、高温乾燥の内部割れは指摘されていたところでした。それを見た際、これは木組みの家には不適切だと誰もがわかる資料です。
可能であれば天然乾燥を使うことを改めてお伝えします。一枚目の写真の右下(仕口がちぎれています)
3コマめは大工技術と民家型構法ということで六車工務店 親方及び息子さんお二人が、パワーポイントを使っての民家型の家づくりについてです。六車工務店では、込み栓も使い分けをしています。樹種もチークやヒノキなど使いますし、大きさも違ったものを打ち込みます。
それは、必要に応じた栓を使って木と木を絞めるために使うもの、支持するために使うものを理解して木組みしているから使い切るのだということを知りました。
また、設計事務所の誠二さんは言いました、ディティールは覚えるものではない。素材・特性を知れば自ずとわかってくるものだと。
深い言葉に感動を覚えました。私は設計に直接は携わっていませんが、木という素材を肌で感じ、設計者に伝えていくことが出来れば、役に立つ一人になるのだということ。改めて、素材を知ることを明日から実行します。
為になる講義、有難うございました。