ACCの勉強会で、手刻み現場を訪れました。
場所は、三重県四日市市にある、
大工集団・宮本建築。若手を養成する親方です。その心意気が強いため、弟子の大工もしっかりしています。
人+人NETのメンバーでもあるし、気心の知れた工務店。先日納材した材料も刻んでおりました。
5000万円の物件を、20代の子に任せるところなんかは、実力者で無いと到底出来ない事です。組織に負けないように頑張る。いつも宮本さんが言っている言葉を、今日も聞きました。若い子達が食べていける建築業にしなくてはいけない。このまま何もしなければ、10年後には自然素材を使った刻み仕事がなくなってしまう。このような、危機を感じる話をされていました。プレカットが全盛の今、刻める大工ですら、こんなことを感じています。刻みという武器もない大工は、今こそ頑張るときだと思います。大変だと思いますが、刻みを覚えてください。木拾いをしてください。そのことが、将来身になると思います。
今こそ、同じベクトル方向を持った同士が集まって、結束しなくてはいけない。そんなことを感じる勉強会でした。
勉強会の後、現場も見せて頂きました。宮本さん、有難うございました。