
先日伺った、吉村順三展。名作 自邸 南台の家が収録の
火と水と木の詩 を懐かしくめくりました。
6回以上増改築を経ている事に改めて考えさせられます。
優雅に暖炉があり、照明や家具にも力強さが見られ、庭を眺めるリビング。(当然庭には手入れが行き届いている)
この空間が、この年代に作られている事に感心します。
今は時代がそうさせているのか、出来るだけ収納をとか50坪位は無いと・・・とか、設備機器を高額なものでなどとなりがちです。
こうした住まいを望む方もおられると思います。団塊の世代の最後の家づくりや小さくても良い、安らぐそして心豊かな住空間。その様な住まいを望む方に凛とした住まいを提供し続けたいと思います。(木の方で応援したいと思います)
レーモンド氏から吉村順三氏そして奥村昭雄氏・永田昌民氏・益子義弘氏と続く東京藝術大学の流れ。
この本によって、とてもいい住まいを見ることが出来ました。