
今年も五月のフィールドツアーを吉野で開催いたしました。
川上の山見学があり、吉野サロン、吉野工場、五條工場と阪口製材所の工場見学ありのツアーです。
吉野サロンでは、設計者の三澤先生の方から説明があり、追加の質問をサロンにて受けました。
皆さん熱心に見られ、シャッターを押されているようでした。木の香りのする展示館なので、リラックスし見学されているようでした。
サロンから工場へ向かって案内を行ないます。割り箸工場では柱や梁桁に製材され、建築部材として使えなくなった部位を割り箸にとる説明を実際見て頂きながら行ないました。
最近のMY箸ブームに対しての思いも付け加えました。もう少し、思いを持って食事処で使っていただければと思います。おもてなしのお店なら分かっていただけると思います。伝え続けなくてはいけないです。
さて、グレーデングマシンの説明を終え、川上の山へ向かいました。伐採期が終わっているため、葉枯らし状態の美しい山でした。前田さんに説明をいただき、入山させていただきました。気に対する思いの強い人で、このような方のおかげで吉野材は守られています。スクール生も感じ取ったことと思います。
川上の山を後にし、五條工場へ。270年生の北村さんの杉の丸太を見て頂きました。
近日、製材を行ないます。
トガや赤松、桜材など、工場のほうへ入ってきておりましたので、こちらも説明しました。
吉野周辺でも数多くの木が出材されることも知っていただけたと思います。
吉野サロンで展示中の木が特別でないことはここで、木を見て際いただければ分かると思います。
広葉樹の板材、柱材また、トガの式台、モミの板材など初めて見られるスクール生もおられ、びっくりされているようでした。
最後に事務所にて質問を受けました。社長の木に対する思いが、天然乾燥でざっと100棟超の材積となっているのです。
真っ黒になるまで、乾くまでその思いいくらか伝わったのではないでしょうか。
遠方より御越し頂いた方もいると聞いています。有難うございました。





