建築予定地の、地盤の固さを確認に来ていただきました。
コンクリートをはつりし、鉄の棒を挿入しいていきます。
100kgのおもりの力で、ねじ状(スクリュー)になった先端部を回転させながら押し込んで、そのときの半回転数(Nsw)を測定して地盤の固さを調べるものです。
こちらをスウェーデンサウンディング試験と呼びます。
うちの場合は4箇所でした。 打ち込んで、場所ごとに強度測定をします。
幸い、地盤は問題ないということで、工事にかかっていけそうです。
この部分で不具合があると、工事が進みません。改良工事が必要となります。
改良工事には柱状改良・表層改良・鋼管杭工事などがあります。
柱状改良は安定した地盤までセメントミルクを噴射注入。土と攪拌をし柱状に固め、その上に住宅の基礎を作るという工法です。土の中にコラムと呼ばれるセメント系固化材(地盤改良用セメント)と土を攪拌した柱状体を造ります。
地盤の強度、質、基礎形状等により設計され、柱状体の径、本数、長さ、配置が決定します。
表層改良は軟弱な地盤の土とセメント系固化材(地盤改良用セメント)を攪拌し固化させ、地盤の耐力を増し、不同沈下を防ぐ工事です。なお、改良は地表面から約2m程度が限界です。
鋼管杭工事は住宅の荷重を小径構造用鋼管杭を介して強固な地盤に伝えることにより、支持力の確保及び、沈下の抑制を図る工事です。
柱状改良工事や表層改良工事と違い、地盤自体を改良し固めるのではなく、深い位置にある堅い地盤(支持層)に杭をさして、その杭で基礎を支える工事です。
費用もかかってしまう、改良工事なしに工事できること、大変嬉しく思っています。