天候が気になっていましたが、MOKスクールのフィールドツアーIN吉野が開催されました。
晴れ男のMOKスクール代表三澤さんと 阪口製材所 代表阪口浩司の念力で、何とか持ってくれそうな気配・・・。
県木連 の会長 下西さんの説明の元、山での集材工程を見せていただきました。こちらでは架線を張って、材木を集材します。
吉野の多くはヘリコプターでの集材が多いのですが、そうすると下から8M以上の材木は費用の都合で出材できません。なるだけ多くの材積を出材するためには、この架線での出材が有効なのです。
30名ほどの見学者の中で、作業をしてくださいました。
車で横付けできる場所での出材でしたので、安全に且つ充実した内容で山の見学を行なうことが出来ました。
次に、五条工場での見学です。本日は、吉野周辺で伐採される広葉樹を見て頂きました。ホオ・キハダ・ケヤキなどの製材された木を木肌や香りが分かるよう並べています。この後、割れ止めのロウを塗布し、種類や大きさごとにサン積みします。その前の工程を見て頂きました。また製材されサン積みを行なっている杉・ヒノキの梁桁や柱・カウンターなどの板材をじっくりと見て、天然乾燥材でストックしながらの工場での様子を感じていただきました。設計者・工務店さんの頭に残っていれば幸いです。
リクエストで選んでいただいた木を製材するという企画も何日か前に思いつき、当日選んでいただく準備をしてきました。そこで、さわらを一本 製材することとなりました。
鋸を入れていきましたが、このさわら手入れをしている木で、中心の一枚を除いて、節の無い板材を製材することができました。
皆さんと大径木の前で撮影です。
最後は事務所にて質疑応答と吉野の山からのメッセージを社長の方より話をいたしました。
スクール生の皆さんが熱心に聴かれていたことを持ち帰られて、業務の中(説明の時など)で実践していただくこと楽しみにしています。