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天竜 TSD へ見学
11月はMOKスクールのフィールドツアーで天竜TSDに行きます。朝8時に大阪駅に集合。
行ってきました。

天候が悪くなりそうとのことで、2日目予定であった 伐採を繰り上げ、初日に行ないました。山に入る前に、TSDの皆さん・奥様方が食事の準備をしてくださいました。山の中で食する魚や、ご飯・しいたけ等、とても美味しいでした。有難うございました。

さて食事の後、山での管理の様子・道具の説明をしていただきました。その後いつもされている与作ツアーのように、我々スクール生にもチェーンソーを触られていただき、木を伐らせてくださいました。音を立て、木が倒れていく姿に スクール生の幾人かは切ない思いをされたと感想を述べられていました。しかし、考え方を変えれば、これから木が、製品となり 息を吹き込まれるのだとの思いを伝えますと、納得されておったように思います。


夕食のつぶ食 いしもとでの五穀料理、鹿の鍋を食べながら、意見交換や懇親会を夜遅くまで話し合いました。
天竜TSDさんは『新月伐採』で皆さん周知されていると思います。同じ製材所の中で集団で頑張っておられるTSDの皆さんの団結に関心いたしました。

学生時代のように、雑魚寝で布団に包まって寒さをしのぎながら寝ました。特に冷え込んだのかとても寒く感じました。泊まりのしらかば荘前で記念撮影をした後、黒田哲朗氏 設計の光が丘中学校 体育館(木造)を見学しました。ここでの素晴らしさは、地元の木を使って町を活性させようとする姿勢です。
コンクリートでの体育館。それも良いでしょう。しかしバックにある天竜の杉材を先ず第一に考えて設計依頼する姿勢に、感心した次第です。
地元の木の製造者が力を持たねば、町は良くなりません。そこを吉野でももっと理解して欲しいと思いました。

さて、新月材センターの見学です。伐採された木が、こちらでも製材されています。小口にはラベルを貼り付けてあります。ラベルを貼ることで管理されているとのことです。山主の榊原さんが『やろう』と声を上げ、実践していく 中心の人・会社であるからこそ引っ張っていけるのだと思います。大変な苦労もありそうですが、管理しやすい環境を作られたこと、凄いと思います。

その新月材センターに供給している榊原さんの本社の見学です。昼食を、事務所のログハウス内でとらせて頂きました。昼食をしながら、新月材のシロアリがよって来ないという講義を受けました。解明はされていませんが、関係はありそうな感じです。

貯木場では、中目の木を中心に集材されていました。井桁に組み、丸太のまま乾燥するといった試みもされておりました。
ここで、天竜ツアーは終わりです。
管理された木を 世に出していく 考えでは同じ志を持った仲間です。お互い切磋琢磨し、進化し続けるよう、当社もさらに頑張ろうと思います。
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by sakaguchi147 | 2008-11-17 11:12 | 日記
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