吉野の杜 2008

今年の、吉野の杜バスツアーは、今井町（橿原市）見学と阪口製材所・五條工場の見学です。

例年通り、橿原神宮前駅に集合し、出席者の受付をしました。昨年の、食事時間が少し遅いという意見に配慮し、バスの中でやっこの柿の葉寿司とこばしの焼き餅を車中で摘んで頂くことでにいたしました。

先ずは、今井町です。総合会館で案内を受けた後、公開中の今西家の住まいを見学いたしました。これだけまとまって、集落を残している町並は他にはありません。
苦労をなさって住まわれているようですが、残して欲しい文化だと思います。

今井町から４５分程、バスで移動し、次なる目的地・五條工場に到着。道中、やきもちや柿の葉寿司をバス車内にて食べました。お腹の虫を退治した後、五條工場では、工場案内を行ないました。
針葉樹、杉・桧・高野槙は勿論のことケヤキ・赤松・モミ・栂・トチ・クス、山桜・・・。吉野界隈で産出の樹種も数多くあり、住まいづくり前にここに来ていたく意味を知っていただきました。

社長が木について、分かりやすいよう、懸命に伝え話しておりました。

これから住まいを考えておられる方にとって、木材料の生産者の顔が見れる、そんな場所が大切と参加後のアンケートにあるように、重要だと思います。
五條・吉野の工場を設計者・工務店の方々と住まい手が訪れる機会を増やしてください。案内はさせていただきます。

さて、工場案内の後、昼食ＴＩＭＥです。サバご飯・おにぎり・ニュウメンと特別な料理はありません。ですが、屋外でみんなと食べる楽しい食事となりました。

イベントはまだまだ続きます。食事後のもちつき。デザートとして食べていただきました。
大木の製材。１８０から２００年生の杉・５ｍ７０ｃｍを台車にて製材。板材を一枚・一枚　製材してゆきます。製材工程を見られる機会がない方が殆どなので、熱心に見入っておられ、アンケートでもここについての回答が多かったです。

時間の合間で、木製品の販売・テーブル板の販売を行いました。テーブルを狙っておられた住まい手の方は、狙い通りの板を購入して頂きました。

最後に、記念植樹です。本年は楓（かえで）にしました。この会が何年も続き、本日植えた木を使って建築できる　そんな希望の植樹です。
楓の前での記念撮影。皆楽しい顔をしています。

最後に、木のカレンダーを参加記念にお渡しし、バスに乗り込みました。吉野の杜のロゴを杉板に熱を加えて押印。思い出の品となることでしょう。
参加者の皆様、本当に有難うございました。
また、スタッフの皆様、本当にご苦労様でした。