JIA三重の建材研修会で、今年の夏は阪口製材所を見学しようということになりました。
事務局の
shu建築設計事務所 中西 修一さんと
㈲奥野建築事務所 奥野 美樹さん事前にお越し頂き準備をしていたわけです。
お二人が建築家の方に、ご自身だけでなく大工・所員にも声をかけて大人数でいきましょうとアナウンスしてくれたおかげで、35名で見学会となりました。
まず、吉野工場の案内を行ないました。高野槙に関心を寄せられる方、杉の赤身の美しさを感じられる方などそれぞれ感じるところは違いますが、寒心いただいたことはよくわかりました。こんなに材料を見る機会も無かったこともお聞きしました。
中盤で、
グレーディングマシーンを使って、ヤング係数及び含水率を量る工程をお見せしました。
当社では、機械を備え付けて流れるように設置しております。加えて、中西さんが手動のヤング係数検査機・含水率計を持って来て下さいました。各々の機械で、計測し数値を確かめ合うことを行ないました。
ヤング係数はほぼ同値、含水率は機械のほうは平均で出しますので違う部分もありますが、おおむね同値。お互いの機械・計測器とも信用できる範囲かと思います。
その後、製材工場の様子・加工工場・
乾燥施設を見学し五條工場へ。
五條へ行く車中で、やっこの柿の葉寿司をつまんで頂きながら出発。五條へ着くと、一服を入れずに
五條工場を案内いたしました。
長い一本物の梁や桁や柱。吉野界隈で伐られた広葉樹。乾燥されている様、管理に状況をじっくり見ておられました。
吉野は聞いていたが、奥深いといった声を聞き、嬉しくなりました。案内できてよかったです。
昼食及び暑気払いということで、BBQをしました。食事しながら先生方との時間を過ごしました。自分として、とても印象に残るツアーの一つにになりました。